主記憶装置とはなんだろう?
あれっ?昨日保存したデータが見つからないわ…
リリナちゃん、どうしたの?
昨日保存したはずのデータが、パソコンのどこにあるか見つからないの…。困ったわ…。
ええっと…、あっ!!これかな!?
レンくん、ありがとう!とっても大切なデータだから見つかって安心したわ。いま探していたデータは、パソコンのどこに保存されていたのかしら?
コンピューターには5大装置があって、その中に記憶装置(メモリ)があるんだ。
コンピューターが動くためのプログラム(命令)を保存しておく主記憶装置、リリナちゃんが作ったデータを保存しておく補助記憶装置があるよ。
この2つの記憶装置について、もっと知りたいわ!
まずはコンピューターを動かすための、主記憶装置についてね!
主記憶装置は何をしているの?
メインメモリ、一次記憶装置ともよばれる。主記憶装置はCPUから直接アクセスできる記憶装置で、コンピューター全体のデータ処理をしている。
コンピューターが動くための必要なデータやプログラムを、短い期間(一時的に)記憶するんだね。
この主記憶装置は、よく机の広さに例えられるよ。
どういうこと?
コンピューターの電源をいれると、「よーし、仕事するぞー!!」と必要なプログラムやデータを机の上に持ってきて広げるんだ。
オレたちが「勉強するぞ!」と、机の上に教科書を準備するところと同じだね。
この机の上に、どれだけ教科書や辞書をおくことができるのか「広さ」
をあらわす単位が「B(バイト)」というんだよ。
机が広いとたくさん教科書を置けて、たくさん勉強できるから
大きい方がいいわね!
このB(バイト)容量は、「KB(キロバイト)」→「MB(メガバイト)」→「GB(ギガバイト)」→「TB(テラバイト)」の順に大きくなります。容量が大きいと机の広さが大きくなりますので、一度に多くの作業ができます。
主記憶装置の特徴
主記憶装置にはこんな特徴があるよ♪
- 動かすプログラムやデータを一時的に記憶
- 記憶を読みだしたりするスピードが速い
- 文章やファイルのデータ保存を目的としていない
主記憶装置は電源を切ると、データが消えてしまうよ(揮発性と言います)。
たとえば、勉強が終わったら机の上を片づけるよね?それと同じで、コンピューターも作業が終われば机の上を片づけて何もない状態にするってことだよ。
コンピューターを使おうとして電源をいれたとき、必要なプログラムを主記憶装置に読みこんで動かすのね。
電源をいれた時「主記憶装置、今日もよろしく!」って言ってあげようっと♪
まとめ
記憶装置は主記憶装置と補助記憶装置の2つに分けられる。主記憶装置に記憶されたプログラム(命令)をCPUがとりだして処理し、また書き込んだりして、パソコン全体のデータ処理を行うよ。
主記憶装置がないと…CPUはデータを読みだすことができないよ。
主記憶装置はコンピューターにとって、なくてはならない存在ね!
保護者の方へ
よくメモリといわれるのは、一般的に主記憶装置のことを言います。身近でパソコンがフリーズしたことはありますか?
これは記憶装置(メモリ)が一時的に保存できる量を超えてしまうと発生します。
これからパソコンを購入する時、使用用途によってメモリの量を気にしてあげるといいですね。