ディレクトリのしくみって?
この前あったダンス発表会の画像を整理していたの。
そうしたら動画もでてきたわ。学校の宿題ファイルも見つかって…。
もうごちゃごちゃだわ…。
どれどれ…。
リリナちゃん、そんなときはディレクトリをつかって整理整頓しよう!
ディレクトリの中にディレクトリをしまうこともできるから、整理整頓にピッタリだよ!!
ディレクトリはツリー構造でできている
ディレクトリの中には、画像や音楽ファイルだけではなく、ほかのディレクトリも入れられます。
これを図で表していくと、枝わかれしている樹木(ツリー)のように表されます。
これを階層構造(ツリー構造)といいます。
リリナちゃんのディレクトリから、ダンスと学校ディレクトリへ枝分かれしているね。さらにダンスディレクトリには、動画ディレクトリがあり、その中に動画のファイルがあるよ。
これが階層構造(ツリー構造)だよ。
こうやってディレクトリを使って整理整頓すると、とてもわかりやすくて見つけやすいね!
1番上にある「リリナ」のディレクトリはルートディレクトリというよ。階層構造の1番上にいる(初めの)ディレクトリのことだね。
そういえば…明日の宿題終わってる?
あっ!宿題のファイル、印刷しなきゃ。
えーと…宿題のファイルは「学校」ディレクトリにあるわ。
今、リリナちゃんが開いて使っているディレクトリのことを、カレントディレクトリというよ。
「カレント(Current)」の意味は「現在の」という意味になるよ。
宿題忘れないようにしようね!
ファイルやディレクトリの場所を示す方法
レンくんに、ディレクトリのことを教えてもらってから、見つけたいファイルを探さなくてよくなったわ!
よかった!ファイルは「どこの」ファイルを見つけたいのか、オレたちもパソコンも知らないとみつけられないんだ。
この見つけたいファイルまでの道すじのことを「パス」というよ。
「パス」ってなんだろう?
ファイルまでの場所をしめしている経路のことを「パス」というよ。
パスには「絶対パス」と「相対パス」があるよ。
1つずつ書いてみてみよう!
「パス」を書いてみよう
【絶対パス】
ルートディレクトリからの経路を絶対パスとしてかきましょう!
写真の絶対パスを書きだすと…
リリナディレクトリ→ダンスディレクトリ→写真
パソコン文字で書きなおすと、
リリナ/ダンス/写真となります。
【相対パス】
相対パスでは「今どのディレクトリにいるか」がポイント!
いま「学校」ディレクトリをひらいています。宿題の道すじを書きだすと…
学校ディレクトリ→宿題
相対パスでの書きかたは
./宿題となります。
パスの書きかたには決まりがあるよ!一緒に覚えておこう!
- ルートディレクトリは「/(スラッシュ)」か「¥(円マーク)」であらわす
- ディレクトリと次の階層は「/」か「¥」で区切る
- カレントディレクトリは「.(ドット)」であらわす
- 親ディレクトリは「..(ドット2つ)」であらわす
まとめ
どこのディレクトリにあるのか、そのファイルまでの道すじをあらわしたものを「パス」という。
ファイルとディレクトリのパソコンにある場所など一覧をあらわしたものを、階層構造(ツリー構造)という。
ルートディレクトリとカレントディレクトリのことも覚えているかしら?
ルートディレクトリは、階層構造の1番上にあるディレクトリね。
カレントディレクトリは、いま作業をしているディレクトリのことね!
保護者の方へ
お子さんと一緒にパスを見てみましょう!
ディレクトリをひらき、パソコンのアドレスバーをクリックすると、実際にパスを見ることができます。
どんなパスが書かれているか、見てみてくださいね!