文字データのしくみ
今日の日記をパソコンに入力しよっと…。天気は晴れ、給食はパン。よし保存!!
日記をパソコンで入力して保存しておけば、いつでもどこでも見ることができて便利ね。そういえば…コンピュータは1と0の数字しかわからないのに、なんで文字を入力したり保存することができるのかしら?
リリナちゃん!よく気がついたね!
この0と1の組み合わせで文字を表しているんだよ。コンピュータが文字を理解するために、どんなデータ(0と1の組み合わせ)がどの文字を表すか、ということを教えてあげる必要があるんだ。
漢字とか数字も使ってくれるといいわね!
文字データを、オレたちがわかるようにしてくれる「文字コード」をパソコンに教えてあげると、文字として表すことができるんだよ。
「文字コード」って?
文字コードとは、文字に数値を割り当てたもの
文字の教科書のようなものだよ。これをコンピューターに渡してあげると、数値を文字としてわかってくれるんだ。
コンピューターはもちろん、文字を書いた人(人間)と文字を読む人(人間)、2人とも同じ教科書(文字コード)を使わないと、同じ文字を読むことができません。同じルールの文字コードを使う必要があります。
コンピューターにとって文字の意味とかはわからないのね。
おはようは「朝のあいさつ」とか…
コンピューターがわかるのは数値だけだよ。オレたちが「おはよう」という文字を入力して保存しても、ハードディスクには数値だけが保存されているんだ。とっても不思議だよね!
文字コードには、ひらがなはもちろん、記号(♩や□)や全角・半角なども決まった数値が割り当てられています。
「文字コード」の種類を知ろう
文字コードの代表的なものとして、
- ASCII(アスキー)
- シフトJIS(ジス)コード
- EUC(イーユーシー) などがあるよ
この文字コードですが、世界中のコンピューターがすべて同じというわけではありません。
世界には、ひらがな、漢字、カタカナ、アルファベット…たくさんの文字がありますね。
そのため文字コードにもたくさんの種類があります。
二人が同じ文字コード(ルール)を使わなければ、相手には正しい文字が伝わらないんだね。
まとめ
コンピューターは文字に数値をあてることにより、文字データを表している
コンピュータは文字コードを使い、連続した数値を見て、文字を画面に表示してくれているのね。
保護者の方へ
お子さんと一度「文字コード表」を見てみませんか?
文字コード表を理解するためには、16進数も理解していく必要があります。
2進数の復習から、一緒に勉強してみましょう!
また、一度は文字化けを体験したことがありませんか?文字化けとは、文字コードによってデータと文字の対応が異なることで発生します。
全く別の文字に変換されてしまったり…これはすべて文字コードが関係していたのです。