SNS()やインターネットはどんなふうに危ないの?
SNSやインターネットって使ったことある?
ないわ。危険がいっぱいあって、怖いんでしょ?
うん、確かに怖いところもあるけど、正しい使い方を勉強すれば、とても便利で楽しいツールだよ。いろんな人とつながって話をしたり、情報を発信したりできるよ。
ふ~ん。そうなのね!私も勉強してみたい!
みなさんが使っているSNSやインターネット。どのように使えば怖い思いをしないのか、実際に起きたトラブルを読んで一緒に勉強していきましょう!
SNS(エスエヌエス) Twitter(ツイッター)・LINE)などで起きた危険なこと
まずはSNSで実際に起きたトラブルを紹介します。
事例①:SNS上にあげた個人情報が広がって、トラブルになってしまった!
【事例】
Aさんは学校内で仲間はずれや悪口など嫌がらせを受けていました。
Aさんは腹いせに、嫌がらせをした相手の名前をSNSで書きました。
相手の名前はあっという間に学校内に広がり、その子は学校に来られなくなってしまいました。
※参考 愛知県T.Yさん
SNSに発信した情報は、知らない間にたくさんの人に拡散されてしまうことがあります。
そして、後から後悔して自分が書いた情報を消しても、インターネット上に広がってしまった情報はずっと残り続けてしまうのです。
発信する前に内容をよく確認し、個人情報はSNSに書かないようにしましょう。
【個人情報とは】
・名前
・誕生日、年齢
・性別
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・家族構成
など、個人を特定できる情報 です。
事例②:SNSで知り合った人に会いに行ってしまい、トラブルになった!
【事例】
SNSにつらい気持ちをつぶやいていたBさん。 気持ちが落ち着くメッセージをくれる人に出会い、DM(ダイレクトメッセージ)でやり取りするうちに、会いに行くことになりました。出かけたきり家に帰ってこなくなり、家族が警察に相談。
誰にも言わずに会いに行ったことは、Bさん のSNSの記録を確認して初めてわかりました。
※参考 総務省 インターネット トラブル事例集 (2021年版)
SNS上では悪い人もたくさんいるので、知らない相手と直接会うのはやめましょう。
不安なことはまずはおうちの人に相談することが大切です。
インターネット(ゲーム・アプリ)で起きた危険なこと
次にインターネットで実際に起きた事例を紹介します。
事例①:いつの間に?ゲームでお金が請求されてしまった!
【事例】
クレジットカード会社からオンラインゲームの利用料金として、2 万円の請求がありました。
驚いて息子に聞くと、ゲームの利用について友達に教えてもらい、無断でカードを持ち出して使ったことを認めました。
息子の話では、年齢確認画面を11 歳にしたらゲームができないので、20 歳以上と入力したとのことでした。
※参考 消費者庁 インターネットをめぐる消費者トラブル
オンラインゲームを始める前に、ゲームの遊び方や課金をする場合のルールをおうちの人と話し合いましょう。
多くのゲームは年齢制限があるので、必ず守りましょう。
事例②:アプリをダウンロードしたら不正アプリだった!
【事例】
スマートフォンでインターネットを見ていたら、「ハッキングされています」という警告画面が出て、アプリをインストールするように公式ストアに案内され、インストールしてしまった。
アプリを開こうとしたがクレジットカード情報を登録していなかったので先に進めなかった。あとでインターネットの情報を調べているうちに、嘘の警告画面だったとわかった。
すぐにアプリを削除したが、インストールしたアプリによって自分の個人情報が抜かれていないか心配になった。
※参考 東京都都民安全推進本部
悪い人があなたを狙って、ウイルスに感染させたり、お金を請求したりするトラブルがあります。
スマートフォンでわからないメッセージが出たら、おうちの人に確認しましょう。
アプリをダウンロードする時は、レビュー評価を調べるなど、安全かどうかおうちの人と確認しましょう。
まとめ
SNSとインターネットで実際に起きたトラブルを紹介しました。困ったときには必ずおうちの人に相談することが大切です。
そして、トラブルに巻き込まれないように、SNSとインターネットを正しく理解すること、使う時のルールをおうちの人と一緒に決めましょう。
ぜひ次の記事を参考にしてください。
保護者の方へ
上記のようなトラブルから身を守るための法律「特定商取引法」があります。特定商取引法とは、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、皆が安心して買い物ができるように定められた法律です。
トラブルに巻き込まれてしまった時には、以下の相談窓口を活用してみてください。